タイムトラベル
タイムトラベルとは。
Google先生によると"タイムマシーンによって過去と未来を行き来すること"
だそうです。
過去と未来の行き来がもし可能だとしたら、、、
僕だったら未来よりも自分が生まれる前の過去に遡ってHawaii音楽のカルチャーを掘りつくします(笑)
時代は進化しインターネットによってある程度の情報は調べられる便利な時代を過ごしていますが、インターネットで得られる情報は先人のおかげで、より深い情報は上がっていなかったり、また1つの事に対して複数の情報がでてきて自分で見極めないといけない。
僕みたいに古いレコードや洋服を販売する人間からすると"情報=お客様の信用"ですから。
さて、ここからが本題です。
何故今回タイムトラベルの話をしたかというと、先日から販売させていただいているHawaiiのレコード"WAIKIKI SURF BATTLE"と"BATTLE OF THE BANDS"に関して。
どちらも1960年代にリリースされたレコードです。
Hawaiiと言ったらWaikikiが一番しっくりくるのかな。
綺麗な海やビーチ、賑わう観光客、高い建物が並ぶホテル群。
観光名所として確立されている現代から60年程、時を戻します。
戦後から飛行機の需要が格段に増え、観光地化が一気に進みホテルの数が増え、Waikikiが様々な人種で賑わいを見せる中、音楽では50年代後期から"ELVIS"が彗星のように現れ1つのカルチャーを作ります。
そして、そのカルチャーの中に身を置く者がHawaiiの若者にも現れたわけです。
63年にリリースされた"WAIKIKI SURF BATTLE"はHawaiiのオアフ学生バンドによる大会で
当時10000人ほどのオーディエンスが大熱狂しています(聴いてもらえたらわかります。熱狂度が(笑))
このアルバムは当時2部構成でリリースされている事、ライブ音源のオーディエンスの熱気、学生バンドにも関わらずワイキキに集まる10000人規模の人。
上記の内容からでも、ロックというカテゴリーがいかに人気だったかが想像がつきます。
タイトルが"SURF BATTLE"なので、サーフィンの大会の一環として行われたのかと思ったのですが、情報は見つからず。。。
そしてもう一枚のタイトル"BATTLE OF THE BANDS"
こちらは先ほど紹介した"WAIKIKI SURF BATTLE"の翌年にリリースされたタイトルで
"WAIKIKI SURF BATTLE"同様イベントギグを収録したコンピ盤でHawaiiとカリフォルニアのバンドを集めて開催された大会らしく"WAIKIKI SURF BATTLE"とは全く異なるイベントかと思っていたのですが、、、
より深く調べていくと、1990年代に"WAIKIKI SURF BATTLE"の再発ベスト盤がリリースされていて収録曲を見ると"WAIKIKI SURF BATTLE"のvol1~2に収録されていた曲と”BATTLE OF THE BANDS”に収録されていた曲で構成されてます。。
え?
まじで??
どーゆー事?
仮説としては"WAIKIKI SURF BATTLE"が好評だったため翌年は西海岸からも人を呼んでイベント名を変えてグレードアップしてやってみますか‼
的な感じなのか。。
そんな簡単ではないか(笑)
当時にタイムトラベルができるなら、この"WAIKIKI SURF BATTLE"を現地で体感して
残っている謎を解き明かしたいものです(笑)
この情報ってレコードを調べたり、ジャケットに書かれている事を和訳したりした情報なので、レコードというフォーマットは音楽を聴くだけでなくカルチャーを知る。そして残すという事においても非常に重要なのかと思います。
それに、ちょっとロマンもあっていいですよね(笑)?
僕たちはタイムトラベルはできないから確実な正解は見つからないのかも知れないけど
当時の音楽やカルチャーをレコードという歴史的資料を使って想像したり誰かと共有する事ができる。
有名なディスクガイドに掲載された。有名DJやアーティストが使用したとか、それも購入するには十分だし素敵な事だけど。
上記のようなカルチャー枠で購入してみるのも面白いと思うし、それもレコード醍醐味かと思います。
っとまぁ色々と思いブログを書いてて思った結論は、タイムトラベルで正解を知るよりも
あーだこーだ調べて想像や妄想をして誰かと共有して正解を知らないほうが面白いのかと思ってきました(笑)
だいぶ変人的なブログになってきましたので総括すると。
・タイムトラベルよりも想像共有派
・紹介させていただいた2枚のレコードは絶賛発売中
です(笑)‼
なかなか締まりが悪いですね。
文才開花にはまだまだ時間かかりそうです(笑)
こんな文章ですが、読んでいただいた方の中に今回のレコードや音楽からのカルチャーを知る事に興味をもっていただけたら嬉しいです。
そして今回紹介した2タイトルの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡いただけましたら幸いです。